【本部】香辛料や薬味として使われるヒハツモドキ(ピィパーズ)の植栽を増やして緑化や特産品づくりに生かし、町を元気にしようと本部ピィパーズ普及会が発足した。すでに栽培している人や初めて植栽に挑戦する人など、関心のある町民ら約30人が参加。今後はピィパーズの普及を進め、葉や実を“地産のコショウ”として活用する。

ピィパーズの活用法などを考える普及会の設立会議=本部町・谷茶公民館

ピィパーズの実

ピィパーズの活用法などを考える普及会の設立会議=本部町・谷茶公民館 ピィパーズの実

 設立会議が4月29日に谷茶公民館で開かれ、農家で町議の大城正和さんを会長に選出。町内の各家庭や街角にピィパーズの植栽を増やし、壁面緑化で緑のまちづくりを推進、実や葉を利用して町の特産品を生み出し、経済活性につなげる。

 大城会長は「本部ではピィパーズを知らない人も多くまだ始まったばかり」と各世帯の協力による植栽、緑化と特産品づくりを進めようと呼び掛けた。

 呼びかけ人で本部りーじ農園園主の宇根良則さんは「どこまで広がるかこれからの努力次第。行動を起こせば夢は膨らんでいく。みんなで頑張りたい」と期待を込めた。

 沖縄美ら島財団の花城良廣常務理事による講演もあり、ピィパーズの魅力と将来性について報告。アジアやヨーロッパではコショウ代わり、アルコールのような嗜好(しこう)品としても使用されると説明。県内に自生するヒハツモドキの利用法として腹痛や消化不良、気管支炎の治療のほか、防虫効果も高いと語った。