沖縄三越本館の跡利用事業者に名乗りを上げたリウボウインダストリー(糸数剛一社長)は、建物の一部を改装して、来春にも観光客や家族連れ、若者をターゲットにした新しいエンターテインメント施設をオープンさせる計画で、現在県内外のテナントと交渉を進めている。

 国際通りの中心にある沖縄三越跡の新事業を軌道に乗せることで、同じ通りの端に位置するデパートリウボウと連携した中心市街地全体の活性化につなげたい考え。数年後には、現在の建物を取り壊し、新施設を建設する事業者と組んだ開発事業も検討しているという。

 同社の糸数社長は「国際通りの活性化には、点としてではなく面としての改革が必要」といい、周辺の商業施設や長年空き店舗になっているビルを巻き込んだ市街地全体の変革につなげたいと意欲を示した。

 同社は三越閉店後の10月1日付けで沖縄三越から引き継ぐ3事業と商業施設を運営する新会社を設立。空港売店と豊崎マイキッチンの看板を「リウボウ」に切り替え、そのまま営業を引き継ぐ方針だ。

 沖縄三越の跡利用についてリウボウは、昨年6月ごろ金融機関から打診を受けて検討を進めてきた。糸数社長は沖縄三越が得意としていたシニア世代向けの品ぞろえについてもデパートリウボウで「今後、必ず対応していく」と述べ、地元に根差した企業の強みを生かし、事業拡大に積極的に取り組む考えを示した。