【北部】沖縄本島北部12市町村の住民と県内の勤務医を対象にした北部地域医療に関する調査で、住民の医療環境への満足度は20・3%、北部の勤務医の総合満足度は21・1%にとどまることが分かった。救急・周産期医療や医師の生活環境の整備が課題となっている。

 北部広域市町村圏事務組合が3月、北部の医療環境の改善と医師が定住しにくい原因を把握するため、住民4923人と医師・看護師1958人に調査票を配布。計2142票(住民1322票、医師・看護師820票)を回収した。

 住民の医療環境への満足度では「不満」が34・8%で「満足」を上回った。項目別では「診療科の種類」や「周産期医療」などへの不満が高かった。

 北部の勤務医の職場・労働環境の満足度は31・7%、キャリアアップについての満足度は16・3%、現在の職場で働き続けたいと答えたのは48・1%で、中南部の62・8%より低かった。

 調査では、生活・住環境への評価の低さが北部で勤務することの阻害要因になる可能性が高いと指摘。北部の医療関係者や住民らでつくる定住条件整備推進委員会(泉川良範委員長)は20日、名護市の北部会館で会合を開き、医師確保のための広報活動や医療機関へのヒアリング調査などに取り組むことを確認した。