沖縄県は20日、2014年度の入域観光客数の目標値を前年度比4・9%増の690万人、観光収入は11・4%増の4970億円とする「ビジットおきなわ計画」を発表した。過去最高となった13年度の観光客数658万人を基に、各航空会社の本年度の提供座席数などを考慮した。14年度の県の観光関連予算は前年度比15%増の85億8597万8千円。

入域観光客数・観光収入の推移

 690万人のうち、国内客は前年度比2・9%増の610万人、外国人観光客は前年度比27%増の80万人。県は、航空路線の提供座席数が前年度と比べて、国内で30万席、海外で20万席増えることや、クルーズ船の寄港予定回数が前年度より多いことなどから目標値を算定した。

 平均滞在日数は3・95日。宿泊者数は2004万人泊。観光客1人当たりの消費額は、7万2千円とした。県は消費額を上げるため、単価が高い海外からの誘客や、中小ホテルの経営改善を促す事業などに取り組む考え。

 県は14年度の市場環境を「円安が継続し国内旅行市場は活況する。海外客は航空路線の拡充や、クルーズ船の効果で引き続き増加する」と分析。県文化観光スポーツ部の湧川盛順部長は「国内客を安定的に確保し、海外市場に積極的な誘客活動を展開する。受け入れ態勢の充実・強化も図りたい」と話した。

 県は、目標を達成する施策として(1)国内外での戦略的な誘客活動の展開(2)離島観光の推進(3)沖縄観光ブランド力の強化(4)観光人材の育成(5)観光客受け入れ態勢の充実・強化-を挙げた。

 ビジットおきなわ計画は、県が07年度から年度ごとに策定している観光客の誘致行動計画。