不動産開発会社のイントランス(東京都、麻生正紀社長)は20日、那覇市牧志の沖縄三越に隣接する「那覇タワー」の土地と建物を売却したと発表した。売却額や売却先については明らかにしていない。同日付で売買契約を締結、7月2日に引き渡す予定。沖縄県外のホテル業者が購入したとみられる。

売却が決まった那覇タワー。後方に見えるのは沖縄三越=那覇市牧志

 売却したのは、那覇タワー(1973年建設)の土地2367平方メートルと、建物の延べ床面積1万9155平方メートル。イントランスは、2011年に前所有者の不動産関連会社のゼファー(東京)から那覇市牧志の「ゼファー那覇タワービル」を買い取った。ゼファーの民事再生手続きに伴う売却で、イントランスは当初、再開発の可能性も探っていた。

 沖縄三越の閉店に関連し、跡利用にリウボウインダストリーが新たな商業施設を計画していることが明らかになったことを受けて、土地の利用価値が高まり、売却交渉が進んだとみられる。どのような用途で開発されるかは不明だが、今後は、沖縄三越跡で事業権を有するリウボウや同土地の地権者と連携し、一体的な開発事業が計画される可能性も出てきた。(富濱まどか)