【北谷】不良行為に走りがちな「やんちゃ」な沖縄県北谷町内の中高校生らのボランティアグループ「ホーム」が月に2度、そろいの緑色のTシャツを着て地元美浜の街中や海岸を掃除している。先輩で元暴走族の青年らが活動を立ち上げ、ホームの活動を後押し。少年たちにも良い変化が出てきているという。

雨の中、消波ブロックの下まで掃除してゴミを集めたボランティアグループ・ホームの少年たち=18日、北谷町美浜

 ホームは沖縄大学3年の仲座大二さん(22)ら3人が、昨年夏ごろ立ち上げた。仲座さんはかつて暴走族のグループに入っていたが今は、税理士を目指して勉強を続けている。

 不良行為に走る少年たちを「自分とダブって放っておけない」と少年たちに直接声を掛けたり、知り合いを通じて活動に誘っている。大人の言うことは聞かない少年たちも、年齢の近い仲座さんたちは受け入れてくれるようだ。

 仲座さんは、活動を通じて「『悪い事』が何で悪いのか、少しずつ教えている。夢を持つことの大事さも伝えたい」と話している。

 18日は、約50人が参加し砂辺と美浜の海岸を掃除した。桑江中3年の男子生徒は消波ブロックの下側まで降りて、空き缶など多くのごみを拾った。「下に行くのは怖かったけど頑張った。自分も缶を捨てたことがあるけど、やらなければ良かったと思った」と改心。参加は3度目で「達成感がある」。

 呼び掛け人の1人、與儀大地さん(21)は「みんな目立ちたがり。良いことで目立てばいい」と少年らの気持ちをくんでいい方向へ促している。周囲から感謝されたり、声を掛けられることで少年たちも変わると信じ、「ちょっとずつだけどあいさつができるようになったり、髪の色も変わってきた」と喜んだ。