【南風原】自治会加入率を4年後の2018年度に70%に上げ、地域福祉を活発にしようとうたう「第1次町地域福祉推進計画」(ちむぐくるプラン)をこのほど、南風原町と町社会福祉協議会が策定した。役場の福祉サービスには限界があり、ご近所で支え合う仕組みが求められている。ただ、町でも人間関係が希薄になりつつあるとして、安心な暮らしの土台となる、豊かな人間関係づくりから取り組む。

第1次南風原町地域福祉推進計画が策定された

第1次南風原町地域福祉推進計画が策定された

 同計画は、町と町社協、住民が共に福祉の町づくりを進めようと、役割分担を定めた。現状を把握して課題を探るため住民アンケートを昨年実施。1125人が答えた。

 自治会には64・5%が入っていると回答したが、1993年と比べ10ポイント低下。一戸建て世帯の加入率81・2%に対し、アパートなど借家に住む住民は20・3%と差があった。入らない理由は「仕事などでゆとりがない」が40・3%と突出した。

 ご近所付き合いは、「生活の中で助け合うために必要」47・3%、「地域防犯で必要」36・0%(複数回答)とする一方、「物の貸し借り」「相談をする」など、親しい関係を築いている人は計13・3%にとどまった。

 町や町社協は、人口流入や、核家族化で地域の伝統が伝わらず関わりが薄まっていると推測。独居老人の見回りや災害時の助け合いなど、隣近所で支え合う仕組みを築くためにも、根っことなる近所付き合い、自治会活動を活発化させようと考えている。

 加入率アップに向け、町は転入者に自治会の情報を提供、町社協は地域の交流事業を支援、住民はあいさつ運動-など具体的に定めている。町などは、計画推進へ進み具合を定期的に調べる方針だ。