公園だけでなく、民家の庭先でもかなりの確率でバスケットボールのリングを見掛ける。これで練習をしていた子はもう何歳になったのだろう、と思うような、かなり古びた物もある。中部ではよく見掛ける光景だ。プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングスへの声援も熱い

 ▼キングスは24と25の両日、3度目の日本一を懸けて、東京の有明コロシアムで戦う。今季レギュラーシーズン43勝9敗、リーグ史上最多勝利を塗り替えた。加えて失点もリーグ最少で堅守を誇る

 ▼「全員で戦いたい」と、選手一人一人の持ち味を引き出す采配で、チームを牽引(けんいん)している「ムーさん」こと伊佐勉さんは、キングス初の県出身ヘッドコーチだ

 ▼大きくはない体で、1987年の海邦国体で優勝した少年や成年の沖縄選抜チームなどでポイントガードとしてチームをリードしてきた。プロチームが県内にできるなんて想像もできなかったころから地道に競技に関わってきた ▼現在では、全国トップレベルで活躍する県出身選手は各競技にたくさん出るようになったが、監督はまだ多くない。その中で伊佐さんが、プロの指揮官として全国の頂点に挑む姿は頼もしい

 ▼「準優勝も最下位も同じ。(優勝チームが獲得する)チャンピオンリングを取ってくる」。熱い試合が楽しみだ。(安里真己)