歌舞伎女形の人間国宝、坂東玉三郎さんと県内の若手実演家が共演する新作組踊「聞得大君(ちふぃじん)誕生(たんじょう)」、創作舞踊「蓬莱島(ほうらいぬしま)」の沖縄公演が22日、浦添市の国立劇場おきなわで始まった。艶のある玉三郎さんの踊りに、会場からは大きな拍手が起きた。

創作舞踊の「蓬莱島」でニライカナイの神にふんする坂東玉三郎さん(中央)=22日午後、浦添市・国立劇場おきなわ(伊藤桃子撮影)

 玉三郎さんは身分違いの恋に悩み、愛する人の死を超えて聞得大君になる国王の妹を、感情たっぷりに演じた。また、ニライカナイ伝説を題材に琉球古典舞踊を組み合わせた「蓬莱島」では、鮮やかな紅型の衣装をまとい観客の目を楽しませた。

 作者の大城立裕さんは「昨年の初演と異なる演出も迫力を生んでいて良かった」と満足していた。公演は25日まで。チケットは既に完売している。来月には京都公演もある。