【石垣】梅雨前線の影響で荒れた天気となった石垣市沖合の竹富島東側海域で23日午後12時20分すぎ、竜巻が発生した。低くたれ込めた雲から海面に向かって空気の渦ができ、約5分間、海水を激しく巻き上げた後、消滅した。けが人はなかった。

 同海域は竹富の離島をつなぐ航路。同時間帯に小浜島から石垣島に向かっていた客船の男性船長(39)は「竜巻はめったに見ない上に、あんなに大きいのは珍しい。距離はあったが向かってこないか怖かった」と振り返った。

 石垣島地方気象台は同日午前5時台に突風や竜巻の注意を呼び掛け、午後2時には竜巻注意情報を発令した。市名蔵で突風の報告があり、一部の水田で稲が倒れた。

 また、市伊原間では午後1時51分からの1時間の降雨量が、同観測所の5月の史上最大値となる81・5ミリを記録。同気象台は「竜巻や突風の原因となる積乱雲は急激に発達する。梅雨時期は不安定な天候が続くため、気象情報に注意してほしい」と呼び掛けている。