【糸満】糸満市は24日、糸満海のふるさと公園(西崎町)で、東日本大震災の津波で宮城県石巻市・泊浜漁港から流され北名城ビーチ沖で見つかった漁船・松一丸の展示を始めた。上原裕常市長は「多くの人に船を見てもらい、震災を身近に感じ、考えるきっかけにしてほしい」と来園を呼び掛ける。

東日本震災の津波で宮城県石巻から糸満市名城に漂着し、糸満海のふるさと公園で展示された漁船・松一丸=24日、糸満市西崎町

 漁船の所有者・松川一雄さん(74)=宮城県石巻市=は「船が展示されると聞いて、とてもうれしい」と声を弾ませていた。渡航費の一部の支援を受け、松川さんは30日、来県し、松一丸と約3年ぶりに再会する。松川さんは県内在住の宮城県出身者と交流するほか、名城ハーリー見学をする予定。

 船を管理するNPO法人ハマスーキの上原謙理事長は「偶然が重なり糸満に流れ着いた船に縁を感じ、公園に展示したいと市役所に申し出た。今後、震災や津波の学習に船を活用したい」と意気込む。