【那覇】那覇市立城西小学校の保護者や周辺の地域住民らが23日、市役所に久高将光副市長を訪ね、建て替え予定の体育館と幼稚園園舎の安全な設計、既存施設の学習環境の改善などを求めた3041人分の署名を提出した。

城西小学校の学習環境改善について要請する知念ウシPTA会長(左から2人目)=23日、那覇市役所

 首里城に近接する同小は、赤瓦など景観に配慮した造りになっているが、以前から「半屋外スペースで雨の日は水浸しになる」「タイルが黒で室内が暗い」「夏は暑く冬は寒い」と指摘されていた。

 体育館と幼稚園園舎は本年度、実施設計に入るが、既存施設と同じ設計士に随意契約されており、「同じ設計士だと不安。使いやすい施設にしてほしい」などと不安がる声が上がっていた。

 PTAの知念ウシ会長ら保護者と地域住民は陳情で「長年改善を求めてきたが、ほとんど改善、改修がない。外見が優先され、子どもたちの教育環境がおろそかにされている」と市の対応を指摘。明るい色の防滑シート敷設など12項目を求めた。

 体育館と幼稚園園舎についても「外観だけでなく沖縄の気候や風土を考慮すべきだ」「明るい色の園舎に」など8項目を要望した。

 久高副市長は「学校は設計士の作品展ではない。現場の子どもたちが大事だ」と陳謝。「変えられるところは変えて、喜ばれる学校を造らなければならない。設計士にも発注者の意見を反映させるべきだ」と話し、同席した教育委員会の担当者に指示した。

 教育委員会の担当者は「使う側の意見を聞いて良い施設になるように調整していく」と述べた。