【ルイス高江洲佳代子通信員】アトランタ国際空港に近いピープルズ小学校で16日、全児童が琉球舞踊を体験した。国際文化を理解しようとPTAが企画。アトランタ沖縄県人会のメンバーや宮城流能造会の仲村渠艶子アトランタ代表、阿波連本流啓扇和の会の比嘉静江アトランタ代表の門下生らが琉舞を披露、在籍約800人の児童が入れ替わりで鑑賞した。

学校訪問をしたアトランタ沖縄県人会員とリナ・マーテンさん(後列右から2人目)、5年生たち(前列)=ピープルズ小学校

 県人会長の金城由美子さんが琉装で琉舞を解説したほか、簡単な日本語によるあいさつ用語も指導。沖縄観光コンベンションビューローが提供した沖縄観光ガイドブックなどで沖縄への理解を深めた。会場に沖縄の観光ポスターと三線も展示され、雰囲気を盛り上げた。

 PTA代表のリナ・マーテンさんが「これまでアフリカやアイルランド、中国についても学んだが、今日は沖縄デーです」と地図を使って沖縄の位置やアジアとの関係など児童と質疑応答。

 子どもたちは、出演したアトランタ沖縄県人会員や観光資料を送った関係者に感謝したほか、琉球舞踊で使われる三線や踊り手の衣装、ヘアスタイル、音楽に感心を寄せる子もいた。

 3年生を担当する教師は「子供たちには珍しい体験。夫はパイロットだったので沖縄やアジアは素晴らしいところと話題にしていた。沖縄の踊りは衣装や髪形がワンダフル」と感激していた。

 同校地域は航空関係や日本企業、国際企業の関係者が多数住んでおり、PTAが定期的に異文化理解のプログラムを実施している。県人会役員の前村和美さんが学校職員で、職員間でも沖縄に対する関心があるという。

 アトランタ国際空港は乗り継ぎ客数が世界最大で世界のハブ空港としても知られる。沖縄デーの16日は、1年最後の授業日で卒園、終了、卒業の日。沖縄観光資料を手にして子供たちはウキウキしながら退場した。