【宜野湾】ハンドボール強豪国のハンガリーでプレーするプロ選手の銘苅淳さん(29)=浦添市出身=が22日、普天間高校の特別授業で自身の経験を踏まえ、3年生にアドバイスをおくった。「がむしゃらに努力しろ」-。進学や社会生活に向かう生徒の心を引きつけた。

銘苅選手の話に目を輝かせる生徒たち=22日、普天間高校

銘苅淳選手

銘苅選手の話に目を輝かせる生徒たち=22日、普天間高校 銘苅淳選手

 銘苅さんは那覇西高校、筑波大を経て2008年に国内のトヨタ車体に入団。1年目は出場機会に恵まれなかったが2年目、けがをした先輩の代わりに出場、結果を残した。「ラッキーって、準備がチャンスになること。チャンスは素通りする。チャンスと思った時に準備できていたかどうかが大切」と説いた。

 2012年、けがなどが原因でチームづくりの構想から外された銘苅さん。海外挑戦を決意した。同年、赴いた新天地のハンガリーでは練習に対する姿勢や生活習慣の違いにストレスを感じていたが、現地の考え方や状況を受け入れることでプレーも好転。チームの信頼を勝ち取った。

 高校生には「できま“線”を引くのは自分。目標を高くすれば、我慢できる時間も増える」「実現できなくても、がむしゃらにやれば魅力がついてくる」「弱さをさらけ出せる仲間をつくって」と、スポーツ以外にも通じる精神を伝えた。

 その上で「自分が言っていることはウソかもしれない。みんなの考えと最大公約数を見つけて」と個人の価値観を尊重した。

 生徒たちは自身の「今」と重ね合わせて刺激を受けた様子。将来の夢に向かって進学先を悩んでいるという平田真季さん(17)は「思考は現実化する。やりたいことに向かってがむしゃらに頑張りたい」と声を弾ませた。