【名護】市立緑風学園(島袋克也校長)の5~9年生135人が9日、ふるさとの自然を海から見ようとシーカヤックに挑戦した。総合学習の一環で地域の豊かな自然の再発見が狙い。

シーカヤックで海上からふるさと再発見に挑む緑風学園の生徒=名護市天仁屋バンサチ海岸

 インストラクターからカヤックの安全な乗り方を習い、2人一組でリーフ内を海岸に沿ってこぎだした。途中、国の天然記念物、天仁屋バンサチの褶曲(しゅうきょく)など珍しい地層を観察した。

 8年の呉屋杏佳(きょうか)さん(14)は「シーカヤックこぎに苦心したが楽しかった。海から見た大きな珍しい地と褶曲の広がりに感動、来年もぜひ体験したい」と笑顔。理科担当の前川恒久教諭は「海から地層を観察するのは予想以上に成果があった。地層のつながりをダイナミックにイメージできる貴重な体験」と喜んだ。

 国頭地区理科教育研究会の神山秀輝会長(大宜味中校長)は「海上から地層を観察するのはなかなか実現が難しい。緑風学園の地域人材を活用した取り組みは全国的にもユニークな実践だ」と評価。

 島袋校長は「地域の海洋関係の人材を活用して実施した。ふるさとのすばらしさ再発見に広げたい」と話した。

 カヤック指導はPTA会員でライフセーバーやカヤックインストラクターの経験者らが担当、名護漁業協同組合汀間支部と沖縄美ら島財団総合研究センターも協力した。(仲地暁通信員)