【南風原】自宅にこもりがちな男性高齢者の生きがいや健康づくりに役立てようと、南風原町の兼城自治会で男性限定のミニデイサービス「男塾」が始まった。日ごろのミニデイはほぼ女性しか集まらないため、男性だけなら参加しやすくなるとみて町社会福祉協議会と同自治会が企画。初回の20日は、86~63歳の高齢者17人が集まり、囲碁やレクリエーションを楽しんだ。初参加が10人に上り、次回は料理や三線を習いたいと意欲をみせるなど好評だ。(又吉健次)

高齢者の生きがい、健康づくりが目的の「男塾」が開かれた=20日、南風原町兼城公民館

 兼城公民館では毎週、介護予防を兼ねたミニデイを開いているが、約20人の参加者のうち男性は毎回1人程度。レクリエーションの種類を増やしても状況は変わらず、月1回、男塾を開くことにした。9月まで試行し、参加者の意見も聞いて継続を検討する。

 初回は、参加者全員でラジオ体操に取り組んだ後、リンゴの皮むきのように新聞紙を手で裂き、細長い一本の紙をつくるレクリエーションを実施。音楽に乗せて町社協の女性職員が踊りだすと、参加者から笑みがこぼれた。

 集落内の放送を聞いて参加した城間富助さん(78)は「周りの人がやるのを見ても、自分が遊んでも楽しい」と充実した様子。参加者は思い思いにレクや囲碁を楽しみ、血圧を測定した。 

 町社協レク・ワーカーの宮城利枝子さんは、見掛けたことのない高齢者が多数参加したことに手応え。「開催して良かった。男性が集まる場を続けることが、健康づくりにつながる」と期待する。

 県社会福祉協議会によると、男性限定のミニデイは大宜味村社協に続き2例目とみられる。3年前から塩屋公民館で男性だけの運動教室を月1回開き、転倒防止の体操を約10人が学んでいる。

 当初はにこりともしない参加者もいたが、いまでは仲良く食事に出掛けるほどで、生きがいづくりに役立っているという。