県自立生活センター・イルカのメンバーら18人が26日、国際通りや周辺の店舗などに、聴覚や言語に障がいがある人たちがイラストや文字を指して意思疎通をしやすくする「コミュニケーション支援ボード」を配った。

国際通りの「古酒家」で、梅田昌和店長(右)に、コミュニケーション支援ボードの活用を求める仲盛雄二さん(中央)=26日午後、那覇市久茂地・国際通り

 「県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」(共生社会条例)の施行で県が作成し、一部をイルカに託した。車いすの当事者らが1軒ずつ店舗を回り、活用を呼び掛けた。

 ボードは見開きA3サイズ。表紙には「わたしの伝えたいこと」として「トイレ」や「いたい」「のみたい」などをイラストとともに紹介。レストランでメニューの提示を求めたり、バスやモノレールなど公共交通機関を示す表記もある。

 国際通りの「古酒家」久茂地店では、車いすの仲盛雄二さん(29)が「言語障がいの人とコミュニケーションをとるときに使ってください」と要望。店長の梅田昌和さん(33)は「話すことが難しい人や、まったく聞こえない観光の方もいる。メモ帳でやりとりしているが、ボードがあったら確かに便利だと思った」と話していた。

 県は3千部作成し公共機関などへの配布を検討。ボードの希望者など問い合わせは県障害福祉課、電話098(866)2190。