元米海兵隊員の軍属による女性遺体遺棄事件で、県警特別捜査本部は、死体遺棄容疑で逮捕した男(32)を殺人に加え、強姦致死容疑でも再逮捕する方針を固めた。勾留期限の9日に再逮捕する。

 容疑者は犯行を自供した後に黙秘に転じた。捜査本部は少ない自供や防犯カメラの解析から、同容疑者が女性に接触した現場や、女性の所持品を遺棄した場所、「女性を入れて運んだ」とされるスーツケースの捜索に当たった。

 凶器のナイフは発見できなかったが、捜査関係者は状況証拠や遺骨などの状態から殺人容疑の立証に自信をみせている。

 容疑者は、女性を襲った理由を暴行目的と供述したが、逮捕まで3週間が経過し、犯行に結びつく物証は乏しかった。一方で捜査関係者によると、強姦致死罪は暴行の有無にかかわらず、暴行を目的に与えた傷で死亡した場合にも成立するため、犯行の経緯を立証することで立件可能と判断した。

 容疑者は4月28日夜、ウオーキング中の会社員女性を殴って襲い、殺害した後、遺体を恩納村の山中に遺棄した疑いがもたれている。