太平洋で操業する県内のマグロ漁船が相次いではえ縄を切断され、米海軍艦艇の関与が疑われている問題で、25日にも新たに1隻が被害に遭っていたことが26日、県漁業協同組合連合会への取材で分かった。被害に遭った船は計7隻となった。

 県漁連によると、沖縄本島の南西約110キロの海域で16~21日、6隻の漁船がはえ縄を切断された。25日には別の1隻が被害に遭った。16~21日に付近を航行していたのは米海軍の音響測定艦だけだったため、沖縄防衛局が米海軍に関連を照会している。県漁連は相次ぐはえ縄切断に「慎重に調べないといけないが、どうやったら被害を止められるのか」と苦慮している。県水産課は漁協を通じ「被害に遭った場合は報告してほしい」と漁業者に呼び掛けている。

 被害を受けた県近海鮪(まぐろ)漁業協同組合の我如古清組合長は「クロマグロ漁の最盛期でこの時期を逃すと漁業者にとっては大変な痛手だ。その漁場に対する行為として(米軍は)おかしい。万一事故になれば取り返しのつかないことになり、命を軽視していると思わざるを得ない」と憤った。