米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴う名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部の環境影響評価(アセスメント)手続きに不備があるとして、県内外の約300人がアセスのやり直しなどを国に求めた「辺野古アセス訴訟」の控訴審判決が27日、福岡高裁那覇支部であった。今泉秀和裁判長は、原告らにはアセスについての意見を述べる法的権利(原告適格)がないとし訴えを退けた一審那覇地裁判決を支持し、控訴を棄却した。

横断幕を掲げて入廷する原告団=27日午後1時半ごろ、那覇市樋川・福岡高裁那覇支部

 控訴審では2回の弁論が開かれ、原告側は、アセスの最終段階で配備が示されたオスプレイの騒音や低周波音による被害などを訴えた。

 国側は控訴棄却を求めていた。

 訴訟は2009年8月に提起。方法書や準備書がアセス法の要件を欠くとしてアセスのやり直しと、「住民が意見を述べる機会を失った」として原告1人当たり1万円の損害賠償を国に求めていた。