沖縄県東村が村川田の福地川河口に新たな観光拠点を整備する。河口の自然海浜と河川沿いの未利用地にバーベキューサイトやカヌー発着場などを設け、自然資源を生かした体験滞在型観光の促進を図る。9月着工、本年度内完成の見込み。村観光振興計画では、新たな拠点整備などで観光交流人口を2011年の約31万人から17年度には5万人多い36万人に増やす考えだ。

福地川河口周辺整備のイメージ図(東村提供)

福地川河口周辺整備のイメージ図(東村提供)

 福地川河口周辺連携強化整備事業で、総事業費約4億4千万円、面積は約1万2100平方メートル。自然海浜にはキャンプができる園地やシャワー・トイレ、ハブクラゲ進入防止ネットを設置。河川沿いの護岸を改良し、カヌー発着場を造る。

 同時に、一括交付金を活用し、川田福地公園や村指定天然記念物サキシマスオウノキ周辺に案内板や駐車場を整備。福地川周辺の自然を一体的に満喫できるようにする。

 村では村慶佐次のふれあいヒルギ公園でのカヌー体験が人気で、修学旅行生や観光客の利用が集中。利用者の満足度低下や受け入れ人数の頭打ち、ヒルギ林への負荷が懸念されていた。また、太平洋に面しながらも海でのレクリエーションが楽しめる場所が少なく、新たな観光拠点とプログラムの開発が急務となっていた。

 村企画観光課の金城幸人課長は「村内で一日中遊べるよう一体的に強化を図り、さらなる観光の発展や定住促進につなげたい」と話した。