沖縄県観光政策課は27日、観光客を対象に実施したアンケートの概要を公表した。2013年度に格安航空会社(LCC)を利用して沖縄を訪れた観光客のうち、20~30代が全体の4割を占めたことが分かった。一般旅客機利用者と比べて消費単価は低いものの、若者層の利用が目立ち、継続的なリピーター獲得の可能性が広がりそうだ。

LCC利用者と一般旅客機利用者の年代別比較

LCC利用者と一般旅客機利用者の沖縄訪問の頻度

LCC利用者と一般旅客機利用者の年代別比較 LCC利用者と一般旅客機利用者の沖縄訪問の頻度

 LCC利用者のうち、30代が24・6%と最も多く、次いで40代が21・9%だった。20代は16・9%で、一般旅客機利用者の20代の割合より約2倍多かった。

 調査では、LCC利用者の消費単価は低い傾向にあることも分かった。一般旅客機利用者の消費単価は全体で6万8031円。LCC利用者は5万9250円だった。最も差額が大きかったのは土産・買い物費で差額は約3900円、次に宿泊費が約3千円と続いた。

 LCC利用者は一般旅客機利用者に比べて、リゾートホテルやシティーホテルへの宿泊が少なく、ビジネスホテルや民宿、ドミトリーなど比較的安価な宿泊施設の利用が多かった。このほか、交通費、飲食費、娯楽・入場費でもLCC利用者の消費額が低かった。

 一方、LCC利用者の来県頻度は高く、利用者の約42%が1年以内に沖縄を訪れていることも分かった。また、初めて沖縄を訪れる観光客も利用者全体の約21%に上り、一般旅客機利用者の新規観光客の割合よりも高かった。

 同課は「LCCで『沖縄旅行は高い』と敬遠していた客層を取り込めている。さらに若者層の利用が多く、将来的なリピーター獲得にもつながる」と期待した。