【久米島】国内ではまれにしか見られないオレンジジツグミが26日までに、町大原の海岸で捕獲された。山階鳥類研究所(千葉県)の協力調査員の前原一統さんと妻の初子さんが19日、かすみ網でオレンジジツグミを捕らえ、生態調査用の足環をつけて放した。

久米島町の鳥類生態調査で捕獲されたオレンジジツグミ(前原一統さん提供)

 前原さんによると、国内でのオレンジツグミの観察記録は数回のみ。2、3年前に鹿児島県のトカラ列島で観察されて以来ではないかという。オレンジジツグミは、頭から腹にかけての体色がだいだい色で、全長約25センチ。スズメ目ヒタキ科。インドから中国などに生息する。

 前原さんは「オレンジジツグミの他にも、珍しい野鳥が久米島に飛来している。島は、渡り鳥の重要な中継地だ」と話した。

 今回、前原さん夫妻は、繁殖のため町内に飛来する渡り鳥・サンコウチョウを調べるため、先月から調査を実施していた。(比嘉正明通信員)