水産庁・沖縄総合事務局外国漁船合同対策本部は28日までに、宮古島の東北東の日本の排他的経済水域(EEZ)で、中国サンゴ船を漁業主権法違反(無許可操業)の疑いでだ捕し、自称船長で年齢不詳の梁美権容疑者を現行犯逮捕した。「違反だと知って操業した」と容疑を認めた。梁容疑者は国連海洋法条約に基づき、負担金を支払い釈放された。

 梁容疑者は27日午前0時49分ごろ、宮古島東北東約69キロのEEZ内で無許可操業。現場警戒に当たっていた漁業取締船「東光丸」が搭載する小型特殊艇で接近し船員12人の身柄を確保した。船内からはサンゴが見つかった。

 県漁業協同組合連合会の國吉眞孝会長は「中国国内法でもサンゴ採取は違法なのになぜ沖縄の海で採るのか」と憤り、「『日台』『日中』の漁業協定で漁業権を制限される沖縄の漁業者は一体どうしたらいいのか。政府や県は沖縄の漁業がつぶれてもいいのか」と抜本的対応を求めた。