西原町にある琉球大学医学部と付属病院が、来年3月に返還予定の米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区(約51ヘクタール)に移転する計画で、琉大側が産業振興、国際研究交流、地域医療水準の向上-の3本柱を掲げ、「国際医療拠点」構想に参画したい考えであることが28日、分かった。県が同地区に計画を進める重粒子線治療施設との連携を想定し、3本柱を軸に県と調整を進めている。(石川亮太)

 産業振興では琉大側は創薬研究開発拠点、再生医学研究拠点、疾患ゲノム研究拠点などとして医療関連企業の集積や新規医療産業の創出を目指す。また、医師の養成・派遣の強化、高度救命救急センターの設置などで地域医療水準の向上に寄与する考え。研究者の国際的な交流や人材育成の推進も図る。

 29日、大城肇学長と佐喜真淳宜野湾市長が県庁に仲井真弘多知事を訪ね、国際医療拠点への参画の意思を伝える。