りゅうぎん総合研究所(池端透社長)とおきぎん経済研究所(出村郁雄社長)は29日までに4月の県内景況をそれぞれ発表した。消費増税後の反動減で消費関連の指標が全て前年を下回った。りゅうぎんは、観光や建設関連が好調な一方、消費関連で一時的な停滞がみられることから「拡大の動きが強まる中、一部に一服感がみられる」とし、2011年2月以来38カ月ぶりに判断を下方修正した。おきぎんは、消費関連で反動減がみられるものの、建設と観光関連は堅調が続いてるとし「拡大している」と3カ月連続で判断を据え置いた。

4月の県内景況

■りゅうぎん総研

 【消費関連】百貨店売上高は4カ月ぶりに前年を下回った。食料品が店舗のリニューアルや物産展の開催時期の変更などで前年より増えたが、衣料品は増税後の反動減などで減少した。

 【建設関連】新設住宅着工戸数(3月)は貸家が大幅に増加し前年を上回った。今後は増税前の駆け込み需要の反動減が予想されるが、公共工事が増えており、好調な動きになるとみている。

 【観光関連】観光客数は19カ月連続で増加。国内客は6カ月連続、外国客は9カ月連続で上回った。主要ホテルの稼働率は79・6%で5ポイント上昇し、18カ月連続で上回った。売上高は5カ月連続増。

■おきぎん経済研

 【消費関連】スーパー売上高(全店)は21カ月ぶりに減少。気温が高く夏物衣料は伸びたが、消費増税後の反動減が大きかった。家電卸出荷額は15カ月ぶり、新車登録台数も9カ月ぶりに下回った。

 【建設関連】公共工事請負金額は、沖縄自動車道高架橋関連工事などの大型工事があり、2カ月ぶりに増えた。生コンクリートとセメントの出荷量は、公共と民間が好調で共に6カ月連続で伸びた。

 【観光関連】ホテル客室単価は0・3%減と2カ月ぶりに減少したが、稼働率の上昇で宿泊収入は4・3%増と5カ月連続で上回った。観光施設入場者数は2カ月連続で増加した。