琉球大学医学部が米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区への移転計画に合わせ、離島・へき地の患者が滞在できる施設の設置など、地域医療への貢献策を検討していることが29日、分かった。慢性的な欠員が続く離島・へき地の医師確保について力を入れる考えも示している。

 琉大の大城肇学長と松下正之医学部長が仲井真弘多知事との面談後、記者団に話した。

 松下医学部長は宿泊施設について、予算確保など検討課題があるとした上で「医学部付属病院に来た患者さんが滞在する施設があれば、地域医療に貢献できると思っている」と話した。高度救命救急センターの県指定も目指す。

 松下医学部長はさらに、海外の医師、技術者らの滞在施設をつくり、県内の医師らと交流する施設の設置にも言及。「国際医療拠点というのであれば、一流の研究者が滞在でき、県内の医師らと交流できる施設があれば理想的」とした。

 また、面談で仲井真知事から離島・へき地の医師確保の支援を求められた大城学長は「しっかりやっていきたい」と述べ、医師派遣を積極的に行う考えを示した。