体毛に毒があるタイワンキドクガの幼虫が、今月から那覇市おもろまちの新都心公園などで急増している。那覇市は同公園の遊具の使用を禁止し、注意を促している。

体表に毒を持った細い毛があるタイワンキドクガの幼虫=29日、那覇市おもろまち・新都心公園

幼虫発生で注意を呼び掛ける張り紙が張られ、使用が禁止されている公園内の遊具

体表に毒を持った細い毛があるタイワンキドクガの幼虫=29日、那覇市おもろまち・新都心公園 幼虫発生で注意を呼び掛ける張り紙が張られ、使用が禁止されている公園内の遊具

 那覇市公園管理課によると先月、利用者や公園の清掃をしている市シルバー人材センターから「虫が増えている」という問い合わせがあったという。今月に入り、職員が公園内を確認して、ロープや板を使い遊具の使用を一時禁止している。

 タイワンキドクガの幼虫は、体長2センチほどで、背中のオレンジ色の線と黒いコブが特徴。直接触れるだけでなく風で飛んだ毛が肌に付いた場合にも、皮膚がかぶれて、かゆみを伴う。子どもたちを連れて遊びに来ていた那覇市内に住む玉代勢佑里香さん(28)は「虫が多いと怖い。木陰が多くて涼しいから来たけど残念」と話した。

 那覇市おもろまちにある上原しんとしん皮フ科の職員によると「今月に入ってタイワンキドクガによる発疹が原因で来院する人がかなり増えている。特にゴールデンウイーク明けは多かった」と話した。

 沖縄県衛生環境研究所は「6月までは幼虫の発生時季なので、木や葉をよく見て注意してほしい」と呼び掛けている。