大同火災海上保険(上間優社長)は30日、2014年3月期決算を発表した。前期に過去最高額となった台風被害への支払いが大幅に減少し、経常損益は3億3000万円で、3期ぶりに黒字に転じた。売上高に当たる正味収入保険料は、自動車保険を中心に販売が好調で前期比2%増の144億5100万円で3期連続の増収となった。

大同火災海上保険の業績

 当期純損益も9300万円の黒字転換。新規システムへの投資を見直すなどで費用を抑えた。

 保険金の支払いとなる正味支払保険金は14・1%減の87億4700万円。台風被害への支払いが減少し、火災保険が75%減の5億5500万円となった。

 一方、全体の7割を占める自動車保険は1・8%増の60億4700万円で、初めて60億円を突破。県内の交通事故件数が高止まりしている上、死亡事故件数も増えており、増加傾向が続いている。

 正味収入保険料のうち、自動車保険は3・5%増の93億6000万円だった。人口増加や消費増税前の駆け込み需要などで、自動車保有台数が増えたほか、営業強化も奏功し、自動車損害賠償責任保険も24億2900万円となり、1・8%増えた。

 保険金の支払い能力を表すソルベンシー・マージン比率は482・4%と94・2ポイント上昇した。