日本トランスオーシャン航空(JTA、佐藤学社長)は30日、2014年3月期の決算を発表した。営業収益は前期比2%減の389億4500万円。営業費用は、円安などで燃料費が大幅増となり1・4%増の358億100万円。経常利益は31億7600万円で28・1%減となった。当期純利益は、17億1500万円だった。

JTA2014年3月期決算

 営業収益の約8割を占める旅客収入は前期比2・8%減の319億7400万円。割引運賃の拡充などで旅客数は前年並みの約270万人となったが、スカイマーク(SKY)やLCC(格安航空会社)の新規参入・中型機就航など競合路線で価格競争が激化し、客単価が急激に落ち込んだことなどが影響した。

 貨物・郵便収入は、石垣-羽田線が好調に推移したが、他社直行便への流出や台風により果実輸送が減少し、1・1%減の25億3900万円だった。営業費用は、16機の機体を13機に減らし、機材整備費用の管理徹底など費用抑制に注力した。

 15年3月期の見通しは、夏場の羽田-石垣線の増便などで旅客収入を増やすほか、整備費を圧縮することで増収増益と予想した。

 佐藤社長は「13年度は競争に勝ち残り、機材更新を果たす構造改革の総仕上げの年だった。新機材を有効活用し『ウチナーの翼』として沖縄に貢献していきたい」と話した。

 また同日、同社はボーイング社とボーイング737-800型機12機の購入契約を結んだ。ボーイング社のジョン・ウォジック氏は「県民や観光客にも貢献できる。今後も連携していきたい」と話した。16年1月から19年にかけて現機体を新機体に更新する。