「鳩山」姓の縁がこよいの名演奏を生んだ-。本土復帰前から県内でバイオリンの指導を続け、県立芸術大教授も務めた鳩山寛さん(91)=那覇市=が31日、同じ名字の鳩山由紀夫元首相の東アジア共同体研究所の琉球・沖縄センターの開設を祝う懇親会に出席し、演奏した。

お祝いの演奏をしたバイオリニストの鳩山寛さん(右)に、鳩山由紀夫元首相がお礼を述べた=那覇市のロワジールホテル那覇

 「ギネスブック級の現役バイオリニスト」と紹介された寛さんは歩行器で登壇。「春の海」「てぃんさぐぬ花」の2曲を奏でた。

 那覇市出身で、もともとは「親泊」姓の寛さん。父親が由紀夫元首相の曾祖母で、共立女子大の創立者の春子さんの著書「我が子の教育」を読み感激し、「鳩山」姓に改名したという。

 今年3月に「沖縄に鳩山姓がいる」と共通の知人が由紀夫元首相に紹介し、すぐに意気投合した。この日は由紀夫元首相が「血はつながっていないが、鳩山家にとって名誉なこと」とアンコールを依頼され、寛さんは「涙そうそう」を披露。演奏後の控室で「平和を大切にする友愛の姿勢が私と重なる」と、柔和な表情を浮かべた。