【名護】日本自然保護協会や沖縄リーフチェック研究会は1日、米軍普天間飛行場の移設予定地とされる名護市辺野古の沖合で、サンゴや魚類などの生息状態を調べるリーフチェックを実施した。大浦湾に群生するユビエダハマサンゴが比較的良好であることや、先日見つかったジュゴンの食(は)み跡などを確認した。

名護市辺野古の沖合水深6メートルで、ユビエダハマサンゴなどの状態を調査するダイバー=1日午後

ユビエダハマサンゴ群生地

名護市辺野古の沖合水深6メートルで、ユビエダハマサンゴなどの状態を調査するダイバー=1日午後 ユビエダハマサンゴ群生地

 ユビエダハマサンゴの群生地は作業ヤードの建設予定地に近い海域。調査では観察ポイント内に58%以上のサンゴが生息、多くの生物も見られた。

 同協会の安部真理子さんは「サンゴの群生が豊かな海を支えている。だが作業ヤードや基地が建設されれば、潮流が変わるなど、悪影響が懸念される」と指摘した。

 また今回、調査担当のダイバーから、ジュゴンの食み跡が見たいとの要望があり、午後から急きょ、調べた。

 食み跡は埋め立て予定地内。安部さんは「まさに基地建設予定の海域。政府は辺野古の藻場の使用は少ないというが、それは違う」と強調。7月にはボーリング調査が始まるとされ「制限水域が広がれば潜れなくなる。みんな、今のうちに食み跡を見たいと集まった。来年はリーフチェックできるだろうか」と懸念した。