那覇署は1日、観光客や地元客でにぎわう国際通りでの歩行者天国での無差別殺傷事件を想定した初動対応訓練を行った。署員や那覇市消防局員ら約50人が参加。被害者の救護や容疑者逮捕までの流れを確認。本番さながらの緊迫感に、逮捕の瞬間には見守った通行人から拍手や歓声が湧いた。

犯人役の男を確保する署員たち=1日、那覇市・むつみ橋交差点付近

 訓練は午後1時すぎに始まり、犯人役の署員が国際通りの交通規制箇所に車で突入し、歩行者役の署員をはねたり、持っていた刃物で次々に切りつけたりし、最後は女性署員を人質に車内に立てこもった。消防隊員はけが人を救出。周囲の安全を確認した後、署員が警棒を手に車内の窓ガラスを割り、被害者を助け出し、容疑者を逮捕した=写真。

 同署の管内では4月末現在、殺人や放火などの凶悪犯罪が3件発生している。諸見里大志地域第2課長は消防との連携がスムーズだったとし、「反省点を持ち帰り、被害者の救護を最優先に臨機応変に対応していく」と話した。