【名護】名護市が6次産業化支援拠点施設として整備を進めている同市名護のなごアグリパーク内の加工支援施設がこのほど完成した。市によると、公設での6次産業化のためのインキュベート(支援・育成)施設は県内初。4日に内覧会があり、関係者は農畜産物の商品開発や農家の所得向上に期待を込めた。

このほど完成した、なごアグリパークの加工支援施設を見学する稲嶺進市長(左から2人目)ら=4日、名護市名護

 6次産業化に取り組む農家が商品開発などをするインキュベート室2室のうち、1室は同日からプレオープン。技術者の指導を受けて試作品などをつくる加工研究室1室は6日から稼働する。

 同パークは農産加工品などを販売するショップが本年度中に完成予定。レストランと観光農園は年度内着工を目指す。市が2013年度に着工。総事業費は16億円で一括交付金(市負担2割)を活用した。総面積は駐車場を含め約4・3ヘクタール。

 稲嶺進市長は「設備を大いに活用して商品化を図り、農家の所得向上につなげてほしい」とあいさつ。同パークの指定管理者、沖縄美ら島財団の花城良廣常務理事は「沖縄の6次産業化施設のモデルとなるよう、関係機関や農家の方々などと共同で運営していきたい」と抱負を述べた。