【石垣】情報通信(IT)企業のドリーム・アーツ石垣オペレーションラボ(豊見山守ラボ長)が1日、石垣市新栄町の市IT事業支援センターで、企業の電子情報をインターネット上で保存・運用するクラウドの管理業務をスタートさせた。大手企業の情報管理も担う本格的なIT企業参入とあって、市関係者が期待を寄せている。

クラウドが安全に運用されているかチェックするドリーム・アーツの社員=石垣市IT事業支援センター

 同社は約400キロの距離がある沖縄本島と石垣島に管理拠点を置くことで、台風や災害など運営リスクを分散する。豊見山ラボ長は「沖縄と石垣は十分な距離があり、台風時でも同時に被災することはない。IT関連の人材も育て、八重山の雇用にも貢献したい」と力を込める。

 現在、先島諸島では海底光ケーブルは1本だが、県は一括交付金で2本目のケーブルを設置し、2016年8月の運用開始を予定している。

 2本の光ケーブルがあれば、一方に不具合があってもカバーでき、災害リスクの分散を目的にIT関連企業の参入を促すことも可能だ。

 市の嘉数博仁企画部長は「アジアに近い石垣は情報関連でもハブ機能を果たせる。インフラ整備とともに、IT技術を学べる大学や分校を誘致し、人材育成にも力を入れたい」と話している。