JAおきなわ(砂川博紀理事長)は5日、2013年度決算を発表した。主要3事業のうち農産物販売や組合員への生活支援などに関する経済事業が堅調で事業総利益は前年度比0・73%増の193億8200万円。全国的に繁殖母牛が不足し子牛が高値取引されたことや地元農家の農産物を販売するファーマーズマーケットが順調に売り上げを伸ばし、利益全体を押し上げた。経常利益は出資配当金効果などで4・7%増の21億7200万円。当期剰余金は25%増の17億9700万円で2期連続の増収増益だった。

JAおきなわ2013年度決算概要

 経済事業は、3・7%増の73億3200万円。サトウキビは夏場の記録的な干ばつの影響から製糖工場への販売が伸び悩んだが、畜産(27億円増)や青果・花卉(かき)など園芸(20億円増)の取扱高が大幅に増えた。ファーマーズマーケット全9店舗の売上高合計は69億6千万円で14%(約9億円)の大幅増となった。

 信用事業は、貸出金利息収入の低下で0・35%減の89億2200万円。貸出金残高は増えたが、県内金融機関との競争激化で住宅ローンなどの貸し出しの利回りが低下した。共済事業は、売れ筋商品の取り扱い終了やガス事業の燃料費高騰が響き、2・9%減の33億5800万円だった。

 自己資本比率は0・59ポイント増の11・8%。内部留保の積み上げや期限付劣後ローンの調達で自己資本が28億円増えた。不良債権比率は2ポイント減の3・92%。債務保証の督促強化と、景気改善に伴う債務者区分の変更で破綻懸念先が減った。不良債権額は56億円減の117億円。

 14年度は、事業総利益が13年度比3・3%増の200億2200万円、経常利益は前年度並みの21億600万円を見込む。砂川理事長は来期について「貸し出しを着実に伸ばし、経済事業も一層強化する。事業総利益200億円の大台突破を目指す」と話した。