宮内庁は5日、天皇、皇后両陛下が戦時中に米軍に撃沈された学童疎開船「対馬丸」犠牲者の慰霊のため、今月26、27日の日程で沖縄県を訪問すると発表した。県庁でも同時発表された。

 両陛下の沖縄訪問は2012年の「全国豊かな海づくり大会」の出席以来で、皇太子時代を含めて10度目。ことしは対馬丸撃沈事件から70年、対馬丸記念館開館から10年に当たる節目の年。両陛下は26日に特別機で沖縄入りし、糸満市にある沖縄平和祈念堂を訪問し、国立沖縄戦没者墓苑で献花する。27日は那覇市内にある対馬丸犠牲の慰霊碑「小桜の塔」で献花後、対馬丸記念館を訪問し、対馬丸の犠牲者の遺族や生存者との懇談も行う予定。同日午後に空路で帰京する。

 両陛下の来県について、仲井真弘多知事は「このたびのご来県を県民挙げて歓迎申し上げます。対馬丸犠牲者の遺族・生存者との懇談などを通じて、今回のご訪問が両陛下にとりまして思い出深いものとなることを祈念し、心からお待ち申し上げます」との謹話を出した。