沖縄気象台は5日、今年は夏から秋にかけて、大潮となる満月と新月の前後数日間、満潮の潮位が過去4~5年間で最も高くなると発表し、低地の浸水や冠水、台風の接近による高潮などの被害に注意を呼び掛けている。

高潮発生の仕組み

 気象台によると、6月11日から9月28日まで、月が最も地球に近づく「近点」の周期と大潮が重なって月の引力が強まり、さらに温められた海水が膨張して、平年より潮位が高くなるという。

 潮位が高い状態で台風や低気圧が接近すると、上昇気流により気圧が下がることで海面が吸い上げられ、強風が沖から海岸に向かって吹き寄せられるため、海面が異常に上昇し、波も大きくなる。2012年、本島各地に被害をもたらした台風16号の襲来時も、海面の吸い上げと強風の吹き寄せによって、那覇市と南城市で過去最高の潮位を記録した。

 気象台は、台風接近時や潮位の変動にともなう警報・注意報など、最新の気象情報への注意を促している。