【八重山】小中学校で使う教科書を選定する八重山採択地区協議会の定期総会が6日、石垣市教育委員会で開かれ、地区の単独化が決まっている竹富町教委の離脱を正式に決めた。会議の冒頭で、竹富町教委の慶田盛安三教育長は「今までお世話になった」と石垣、与那国の委員にあいさつ。委員から離脱について言及はなかった。

 竹富町教委は先月30日の県公報で単独の採択地区に変更された。

 6日の総会では慶田盛教育長らが冒頭のみ参加。委任状を提出し、石垣と与那国の委員が協議会規約の構成団体から竹富町教委を省く手続きを取った。

 町教委は今月下旬にも竹富採択地区協議会を立ち上げ、小学校の教科書選定の手続きに入る。取材陣に対し、慶田盛教育長は「子どもたちのことを思えば、やってきたことは間違いではなかった。文科省も最後は教育論を持ち出し、提訴を諦めた。今後は教育環境づくりに力を注ぎたい」と語った。

 総会後、石垣市教委の玉津博克教育長は「竹富は抜けても八重山は一つという思いを持っていたい。八重山の子どもたちのために一番いい教科書を選ぶ努力を続ける」と語った。

 前回の中学公民教科書で現場教員の評価が低い教科書を採択した選定方法については「協議会の責任と権限で選ぶ。今後もその思いでやっていく」と述べ、継続していく方針を示した。