水産庁・沖縄総合事務局外国漁船合同対策本部は5日、鳩間島北西約49キロ沖合の日本の排他的経済水域(EEZ)で、台湾はえ縄漁船「昇福進26號」を漁業主権法違反(無許可操業)の疑いでだ捕し、台湾出身の船長(47)を現行犯逮捕した。

台湾はえ縄漁船「昇福進26號」だ捕位置概略図

 同船長は調べに容疑を認め、「違反だと分かってやった」と話した。日台漁業取り決め(協定)で4月に八重山北方の一部水域で日台の漁業者が互いに漁をすみ分ける共通操業ルールの運用開始以降、台湾漁船の摘発は初めて。昨年5月の協定発効後は5件目。船長は担保金を支払い、6日午後身柄を釈放された。

 合同対策本部によると、台湾漁船は5日午後9時ごろ、日台取り決めで操業が認められた適用ラインから約2・6キロ南の沖合で違法操業。警戒中の水産庁漁業取締船「白竜丸」が確認し、約4時間後にだ捕した。船内にはほかに4人が乗船し、全員インドネシア人だった。