【南城】南城市は、新庁舎の建設先を市佐敷新里のユインチホテル南城周辺の原野と決め、2017年12月の完成を目指していることが6日までに分かった。年度内に用地測量、現庁舎の跡地利用を含めた市民説明会を開催し、15年度には用地買収、16年度から敷地造成や庁舎建築工事に着手する。古謝景春市長は「市の中心地への庁舎建設は、合併以前の4町村議会の約束事項。住民や議会の理解を得ながら進めたい」と話している。(又吉健次)

南城市新庁舎建設予定地

 建設場所は、庁舎建設検討委員会が13年2月、市の地理的中心地域が望ましいと答申。市の検討委員会が具体的な場所を議論していた。昨年度の地権者意向調査で、公共施設の建設に前向きな回答が大半を占め、今年3月25日の臨時庁議で場所を決めた。

 6日の市議会定例会で、當眞隆夫総務部長は、建設費は総額50億円を見込んでいると答弁。予定地の地下に鍾乳洞も想定されることから、地盤のしっかりした場所を確認した上で工事に着手したいと説明した。比嘉直明議員の一般質問に答えた。

 建設場所はホテル南側の草や樹木の生える原野。約2万平方メートルに、保健センターや利用者駐車場も含め整備する。新庁舎の近くには、観光客向けに3千台の駐車場を整備し、南部東道路の佐敷・玉城インターチェンジ(仮称)と結び、市内観光の拠点とする構想もある。

 市は今後、主要庁舎として使われている玉城と大里、市民課機能に限定した佐敷と知念の4施設の跡地利用について、地方自治研究機構(東京)と研究する。地域活性化や雇用創出を目的に、県外の大手企業誘致なども視野に検討する。