沖縄県西原町上原と中城村南上原などで9日午後1時50分ごろから午後2時半ごろまで、濃い霧が発生した。一時100メートル先が見えにくい状況になり、多くの車がライトをつけた。速度を落として走ったため、県道などが渋滞した。

濃霧に包まれ、視界が悪くなった道路。信号機もかすんで見える=9日午後3時48分、中城村南上原(田嶋正雄撮影)

 沖縄気象台によると、低層の雲の中に入ったことが原因。梅雨の暖かく湿った空気が地表付近の冷えた空気と混ざり、低い高度で雲が発生した。通常高さ300~400メートル地点にある低層の雲が、標高120~130メートルまで下がったという。

 県内では梅雨の時期、本島北部や小高い地域でみられる現象だという。2001年5月には、濃霧の影響で那覇空港が一時的に視界不良となり離着陸ができなくなったことがある。

 9日午後5時すぎには、本部町で1時間に47ミリ、渡嘉敷村で42ミリの激しい雨が降った。台湾の南にある熱帯低気圧が影響した。