福島民報社は「震災 原発事故から3年の記録」と題した記事集を発行した。東京電力福島第1原発事故の「関連死」が増えている現状や避難区域の復旧など「福島の今」をはじめ、仮設住宅、除染、農漁業を含む17テーマの特集のほか、風評被害や心のケアなどを取り上げた論説も載せた。

福島民報社が発行した記事集「震災 原発事故から3年の記録」

 冒頭では「再生の芽 育てよう」「福島の力と未来を信じる」と記した。3年間の変化、復興への歩みを写真で紹介している。

 メーンの震災3年特集は福島第1原発で汚染水漏れが続く上、高放射線量により廃炉作業が阻まれている様子を図解入りで報じた。被災者が長い仮設住宅暮らしに疲れる中、災害公営住宅建設のための用地確保が進まない現状も伝えた。

 一方、自主避難者の帰郷や農漁業再生へ向けた奮闘、再生可能エネルギーの試み、子どもに放射線の知識を正しく伝える授業の模索など復興への希望を多岐にわたり紹介した。論説は20本を掲載。ことし3月11日付は「復興のゴールはまだ遠いが、歩みは日々、力強さを増している」とした。56ページ。税込み500円。問い合わせは福島民報社、電話024(531)4182。