女優の草笛光子が主演する2人芝居「6週間のダンスレッスン」が26日午後7時から浦添市てだこホール、28日同6時30分から、うるま市民芸術劇場である。ダンスを通して絆を強めていく年の離れた男女の姿を描く。沖縄の舞台に立つのは初めてという草笛に見どころなどを聞いた。シアター・クリエイト主催。沖縄タイムス社など共催。(真栄里泰球)

「6週間のダンスレッスン」に主演する草笛光子。「一番最後のスローなダンスの曲が好き」と話す=那覇市・沖縄タイムス社

 68歳のリリー・ハリソン(草笛)と45歳のマイケル(星智也)がダンスのレッスンを通して、恋人でも夫婦でも家族でもない絆を育んでいく物語。リチャード・アルフィエリ原作、常田恵子翻訳、西川信廣演出。

 初演は2006年。12年に163回でいったん幕を閉じたが、今年から200回公演を目指して全国を巡演している。

 草笛は「やらせていただけるのはお客さまがいらっしゃるから」と話す。秘密や孤独を抱えて生きてきたリリーとマイケルはけんかをしながら心を通わせていく。「つながっていられるのはダンスがあったから。マイケルのような男性がいたらいい、うらやましいという女性は多いです」と語った。

 「私も80歳。いい演技をしたいと思う気持ちは若いときよりも強くなっているが、悲しいことに体力は落ちてくる。生きている以上は自分との闘い」と固い意思を持つ。11年公開のうば捨て山伝説を題材にした映画「デンデラ」へ出演したのも「日本の女優の底力を見せたいという意図に共感したから」だ。

 「『デンデラ』は遠い世界の物語だが、『6週間のダンスレッスン』は女性なら思い当たるところが多いと思う。沖縄の皆さんはリリーを受け入れてくださるかな」と来場を呼び掛け、「艶がにじみ出る女優でいたい。ぱさぱさになっちゃいけないと思う」とほほ笑んだ。

 入場料は両公演とも一般3500円。全席指定。問い合わせはシアター・クリエイト、電話090(3074)8295。