【宮古島】開校30周年を迎えた沖縄県立伊良部高校で、全校生徒と教師100人余が宮古民謡「とうがにあやぐ」に合わせて舞踊を披露し、開校の節目を祝う取り組みが進んでいる。体育教師で琉球舞踊の経験がある平良智枝子校長が特別授業を開いて指導しており、大演舞が13日の祝賀会の開幕を彩る。

生徒や職員の前で「とうがにあやぐ」を指導する平良智枝子校長(中央)=4日、県立伊良部高

 同校は1984年に県立宮古高の伊良部分校として開校。86年に伊良部高として独立、2000人余の卒業生がおり、現在約90人が在校している。

 「とうがにあやぐ」は宮古地域の祝宴などで幕開けに演奏、踊られる代表的な民謡。あやぐの披露は、平良校長が「郷土芸能に触れることで、自らの足元を見つめる経験にしたい」と発案し4日、平良校長が生徒や教師に直接、「とうがにあやぐ」を指導、扇子の返しなど所作を確認した。

 平良校長は市平良出身で今春から同校に赴任。島は少子高齢化による生徒の減少や、来年1月に開通予定の伊良部大橋の完成で「大きな歴史の転換期」に来ていると考える。

 平良校長は「島の人々の強い思いで開校した。原点に立ち返り、伝統を大切して発展させるきっかけにしたい」と話している。

 式典は13日午後3時から同校体育館。祝賀会は同日午後4時半から伊良部公民館である。