大型MICE(国際会議や企業の報奨旅行など)施設の建設地選定のため、立地要件を検討する第5回の有識者委員会が10日、那覇市内で開かれた。観光業界や有識者ら7人の委員が、複数の候補地を視察した後、各自治体から提出のあった施設建設に関する評価項目について意見を交わした。7月末までに候補地を絞り込み、決定したい考え。

 県が各自治体に提出を求めた評価項目は、施設の整備が可能な時期、ホテルや商業施設など周辺環境の現状、空港からのアクセス、リゾート性ある立地環境かどうかなど。それぞれの提出内容に沿って、各委員が優位性や課題などを評価した。

 委員からは「場所決定の際は議論してきた機能面を重視し、最適な場所を選定してほしい」「施設周辺と一体となった街づくりができるようにしてほしい」などの意見があったという。

 県文化観光スポーツ部の湧川盛順部長は、委員会での議論について「どの候補地も満点はなく、それぞれに課題があって評価を確定できない事項もあった」とした上で、今後の具体的な選定方法については「まだ検討中」と説明。2020年供用開始の目標を踏まえ、「7月末までには決定したい」とした。