【東京】かりゆしウエアを着て参院本会議に出ることを認めるか否か-。開会中の国会で突如巻き起こった議論は10日も各会派でまとまらず、結論は“来季”へ持ち越しとなる見通しとなった。

 この日の参院議院運営委員会では、6日に引き続き、かりゆしの着用を認めるかどうか各会派の意見がぶつかった。

 「女性に限り着用を認めてはどうか」との自民の提案に対し、民主は「何がかりゆしか判断が難しい」とあらためて難色を示した。再び自民が「かりゆしかどうかは議員の常識の範囲内だ」と訴えると、それに共産が共鳴。「自民の提案を前向きに検討すべきだ」と“自共相乗り”でかりゆしを認めるよう求めた。

 しかし今国会の会期末は22日と迫っている。民主は「かりゆしが正装か否かの議論は難しい。来シーズンへ向け検討してはどうか」と幕引きを図った。結局、結論は出ず、シーズン越えの可能性が高まった。

 委員会後、岩城光英委員長(自民)は「上着の概念、かりゆしの定義の共通理解が得られなかった」と言葉少なだった。