沖縄県内で強制わいせつの認知件数が5月末現在で前年同期比7件増の32件となり過去最悪のペースで推移していることが11日、県警のまとめで分かった。被害者の約半数が小中高校生で、発生は夜間に集中している。一方、深夜徘徊(はいかい)で補導された18歳未満の少年少女は昨年4万1818人で、人口千人当たりで全国平均の約6倍。発生が増える夏場を前に、県警と県教育庁は13日、県民集会を開き、被害防止を訴える。(我喜屋あかね)

強制わいせつ認知件数推移

 県警の調べによると、強制わいせつの認知件数は近年増加傾向にあり、2013年は81件で、過去10年間で最も多かった。被害は例年7~10月が増える傾向にあるといい、「暗い道を一人で歩かないで」と注意を呼び掛けている。

 発生時間は全体的に夜間が大半で、午前2~4時が5件と最も多い。また、発生場所は屋外が約6割。内訳は路上が約7割、駐車場や空き地が約3割を占めている。

 5月末現在で、小中高生を狙った事案は15件。

 県警子供・女性安全対策課は「女性が夜、暗い道を一人で歩く際に被害に遭うことが多い」と分析。背後から抱きつかれたり、「騒ぐな」と首を絞められるケースもあったという。

 同課は夜間の外出は、背後に注意し、人通りが多く明るいところを選んで歩くよう注意喚起。小中高生については「夏場に深夜徘徊が増加傾向にあるが、犯罪に遭う可能性は高い。被害防止に向け、家庭や地域で注意してほしい」と呼び掛けた。