【大宜味】喜如嘉小学校で、5・6年生の子どもたち14人がカラスに襲われていたフクロウ類のリュウキュウオオコノハズクのひなを保護し、親元に返す“救出劇”があった。野鳥観察を日課としている子どもたちは、その一部始終をカメラで撮影。6年生の川村海君は「オオコノハズクを見たのは初めて。ちゃんと親と一緒になってよかった」と喜んだ。(榮門琴音)

救出されたリュウキュウオオコノハズクのひな=4日、喜如嘉小学校(平良日菜多さん撮影)

リュウキュウオオコノハズクの親(右)とひな=5日、喜如嘉小学校(宮城健大君撮影)

ひなを救出した子どもたち

救出されたリュウキュウオオコノハズクのひな=4日、喜如嘉小学校(平良日菜多さん撮影) リュウキュウオオコノハズクの親(右)とひな=5日、喜如嘉小学校(宮城健大君撮影) ひなを救出した子どもたち

 子どもたちが校庭の木にいるひなに気付いたのは4日。朝の会の時間に教室の近くの木で1羽、昼の休み時間に体育館近くの木でもう1羽を発見した。放課後、体育館近くの木にいたひなが地面に落ち、カラスに襲われていたところを保護。段ボール箱に入れて守り、親がいる校舎裏の森に放った。

 翌日の5日早朝、木の枝で寄り添う親とひな1羽を確認した5年生の山城心さんは「ひなはふわふわで、もこもこしていてかわいかった。これからも観察していきたい」と目を輝かせた。

 子どもたちは、日ごろから地域にいる野鳥の種類や分布地点などを記録し、自前のカメラで撮影している。学級担任の山城春江教諭は「月2回、土曜日の朝6時から観察している子もいる。継続してやっているので本当にすごいと思う。今日はどの野鳥がいるか、こちらもワクワクします」と笑顔だった。

 同校には現在、北門付近にオオコノハズク、南門付近にアオバズクが生息している。野鳥観察を指導しているやんばる森のトラストの市田豊子さんは「動物食のフクロウ類が同じ場所に2種類もいるのは考えられないほど恵まれた環境。子どもたちも地域の人たちも喜んでいる」と話した。