【クリッシー悦子通信員】フロリダ州西部にあるキャラウェイ市の市長で沖縄県人ムーク(婿)のトーマス・アボットさん(55)がこのほど市長選挙で再選、2期目に入った。トーマスさんは那覇市出身のリミ子さん(旧姓赤嶺、51)の夫。県人ムークの中でも政治家は珍しく、地元フロリダの県人社会の間で話題になっている。

市長再選を喜ぶ(右から)美七さん、名絵さん、トーマスさん、リミ子さん、当益君=フロリダ州・キャラウェイ市

 トーマスさんは2006年から市のコミッショナー(議員)を務めていたが、前市長の急死により市の規定で市長に就任した。

 今回の選挙は4月に行われ、市民サービスの向上や市の発展などを目標として掲げて当選した。任期は4年。

 トーマスさんは長年教職に携わり、1995年には沖縄の米軍人子弟のための高校「久場崎ハイスクール」に副校長として赴任、旅行社で働いていたリミ子さんと知り合い翌年結婚した。

 沖縄では長女名絵・エリザベスさん(17)、次女美七・ミシェルさん(15)、長男当益(トーマス)・ヨシマサ君(13)が生まれ、2001年トーマスさんの故郷フロリダに引っ越した。

 トーマスさんは市長を務める傍ら、父親から引き継いだ不動産会社や24時間営業のレストランも経営し、「彼の頭の中は24時間フル活動」(リミ子さん)というほどの多忙な毎日を送っている。

 リミ子さんは沖縄(日本)とアメリカの二つの文化を持っていることを誇りに持ち、家庭生活にもうまく調和させている。子供たちは洋食、和食ももちろんだが、ゴーヤーやもやしチャンプルーも大好きというウチナー2世でもある。

 リミ子さんの父親の赤嶺良義さんが今年88歳の祝いを計画しており、久しぶりの帰郷を楽しみにしている。